ハタヨガやシバナンダヨガ、アシュタンガヨガのスタジオでは、アサナのプラクティスに入る前に「スーリャ・ナマスカーラ」という一連の動きを実践するスタジオも多いようです。 スーリャ・ナマスカーラ(太陽礼拝のポーズ)は、呼吸法、アサナ、ドリスティ(視線)、バンダ(締め付け)など、ヨガの大切な要素がたっぷり詰まっています。ヨガマットの上に合掌をして立ち、このスーリャ・ナマスカーラを無心で行うと、どんどん身体は温まり、関節や柔軟性をアップして行きます。身体は浄化され、精神性も高まると言われています。 スタジオによっては、初心者はまずはこのスーリャ・ナマスカーラから入るところも多いようです。AとBの2種類がありますが、どちらもそんなに難しいポーズはありませんが、呼吸との組み合わせ、視線、バンダなどを取り入れ、流れるようなポーズを行えるようになるには、練習を積む事が大切です。流れるようなスーリャ・ナマスカーラはまるで踊りを踊っているように優美で力強いものなのです。
自宅でヨガの練習を行う時でも、このスーリャ・ナマスカーラのA・Bを行うのがオススメです。これだけを朝実践してみると、その日一日快調に過ごせるのでは? スーリャ・ナマスカーラはヨガアサナのプラクティスに入る前の、たんなる準備運動では決してありません。無意識でこのスーリャ・ナマスカーラが行えるようになった時、それぞれの動作を呼吸は完全に連動するのを実感出来るかと思います。今まで自分で感じる事の出来なかった位の深く力強い呼吸を行えるようになりますし、集中力はアップして、ただ自分の呼吸の音のみが聞こえているような境地になれるでしょう。 ヨガによる集中は本当に気持ちが良いものです。一切の煩悩が消えて、ただひたすら呼吸の音を聞き、プラーナを感じます。スーリャ・ナマスカーラを行う事で、より集中力はアップし、その後に続くアサナの練習に自然にシフトできるようになるのです。
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