ハタヨガ、アシュタンガヨガなど、ヨガの種類によって、アサナ練習時に行う呼吸法は異なります。しかし、基本的には鼻から深く息を吸い込んで、また鼻からゆっくりと息を吐いていく…という鼻で行う呼吸法が多いと思います。鼻から深く息を吸い込んで、口からゆっくり細く息を吐き出すという腹式呼吸を使う場合もありますが、常に吸い込むときは鼻で行います。 アサナが沢山の種類あるように、プラーナヤーマもさまざまな種類があります。日常生活で無意識に行っている呼吸ですが、呼吸なしでは生命を維持することは出来ません。ヨガのプラーナヤーマでは、この無意識的な呼吸をしっかりと意識し、自らの意思で呼吸をコントロールしていきます。また、空気中に含まれるプラーナを体内に取り入れて、身体の中で活性化させ、老廃物を身体から排出させるという目的もあります。
ここでヨーガスートラのヨガの八支則を思い出してみて下さい。ヤマ、ニヤマ、アサナ、プラーナヤーマ…という順番でしたね。これらは段階を踏んでいます。すなわちプラーナヤーマの練習をするためには、アサナで肉体的なプラクティスを行い、心身ともに鍛えたベースが必要になるのです。 ヤマ・ニヤマを実践するためにもアサナの練習がかかせません。ヨーガスートラにおける八支則は、それぞれが必要性があり、段階をふまえて成り立っている事を、ヨガを実践する事で実感出来るのではないでしょうか。 アサナの練習に沿って、その人に必要なプラーナヤーマを練習するのが理想的です。もちろん、自己流で実践しても良いのですが、出来たら先生の指導のもとで、アサナの練習と平行してプラーナヤーマのプラクティスをして行くと良いでしょう。
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