ヨガナビ > ヨガの基礎知識 > ヨガの八支則その2

4:プラーナヤーマ(Pranayama)

アサナに続き実践編です。プラーナヤーマとは呼吸法の事を言います。調気法と日本語訳される事もあります。呼吸をコントロールする事は、人生をコントロールする事につながると言われる程、ヨガにおいては、意識的に呼吸法をする事は大切と言われています。精神的に切迫した状況にあるときに、深呼吸をするとだんだん精神が落ち着いてきます。普段無意識でしている「呼吸」に意識を向けて、自在に呼吸をあやつれるように、その練習をする必要性がここでは問われています。

5:プラティヤーハラ(Pratyahara)

プラーティアハラは日本語で訳すと「制感」となります。読んで字のごとく、感覚器官を制御する、自分の意思で感覚器官の働きを制するという事です。 痛みや痒み、痺れなどを始めとする感覚器官が暴走をすると、心まで乱れてしまいます。逆に何かに集中していると、痛みなどを感じなくなりますよね。この集中した状態を意識的に作る事で、感覚器官の暴走をストップさせて、心を平穏な状態に保てるようにする練習する必要性が、ここに書かれています。

6:ダーラナ(Dharana)

1〜5までの支則で、瞑想に入る前の準備は整いました。このダーラナからは、ずっと一続きで、ヨガの瞑想法に入っていきます。 ダーラナでは、プラティヤーハラをさらにもう一歩高度にした段階に入ります。意識をひとつに結びつけて集中をする事で、心を不動にして行きます。

7:ディヤーナ(Dhyana)

ダーラナで心を不動な状態にしました。心を一点にしっかりと結びつけると、すぐにそこから想念が生まれます。ディヤーナでは、この生まれた想念にどんどん入って行きます。瞑想はこの段階で、かなり深いところまで入って行っている状態です。

8:サマディ(Samadhi)

日本語では三昧と訳されるのがこのサマディです。8支則の最終段階ですね。ダイヤナで生まれた想念に入り込み、想念を細く長くどこまでも伸展させて行くと、ついにサマディでは心は空になります。心はもはや存在しない「悟り」の境地とでも言いますか。。。サマディは瞑想の究極の形なのです。



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