ヨガではプラーナは生命エネルギーの源だと言われています。呼吸法の事をプラーナヤーマと言いますが、これはプラーナを操る練習です。だとすると、プラーナとは空気なのか・・・?と、疑問に思いませんか? 空気中には酸素や二酸化炭素など入り混じっていますが、人は自然にそれらからより分けて酸素を吸い込みます。そして肺の中でガス交換をして、二酸化炭素を吐き出します。これが呼吸ですね。 しかし、プラーナは酸素の事ではありません。 プラーナとは、呼吸法によって体内に取り入れる事の出来る、「生命エネルギー」だと言われています。
プラーナを一番適切な日本語に訳すと「気」というのが一番しっくりくるのではないでしょうか?私たちは実はプラーナに囲まれて生活しています。私達の周りに空気があるように、プラーナは常にそこに存在しています。鼻から深く息を吸い込むこの動作で、私達は生命エネルギーであるプラーナを身体に取り入れているのです。 取り入れたプラーナは、体内をめぐり、身体の中のエネルギーセンターであるチャクラでぐるぐると巡る事になります。プラーナを患部に集中させて、病んでいるところを癒したりする力もあるのだそうです。 取り入れたプラーナは、チャクラでぼんぼん燃えて体の基底から頭頂まで昇り詰めます。頭頂までこのエネルギーが達すると、精神的に至福を得られ、悟りを開けるまでに、精神性は高められるそうです。
私達のまわりには常に空気があります。普段無意識で呼吸をしていますが、ヨガをする事によって、意識的にプラーナを取り入れるようになります。生命エネルギーであるプラーナは元気の素のようなものです。 ちょっと弱ってしまった時、精神的にも落ち込んでしまう時、どう頑張ってもネガティブな発想しか浮かばない時って、誰にでもあります。 そんな時こそ、鼻から深く深くヨガの呼吸法でプラーナヤーマを実践しましょう。元気の素は私達の周りに常にあるのです。
Copyright(C) ヨガ教室スタジオ検索のヨガナビ All rights reserved